Arduino Lab for MicroPythonとインストーラ
この章の後半では、インストール過程を一つずつ見ていきます。以下から必要なソフトウェアをダウンロードできます。しかし、ダウンロード後は、それらを使って何をするのかを知るために、このページに戻ってきてください。ArduinoボードでMicroPythonを実行するには、以下のものが必要です。
Arduino Lab for MicroPython
MicroPythonファームウェアインストーラ
インストールされるソフトウェア
インストールが終わると、MicroPythonファームウェアインストーラを使い、ファームウェアをボードにインストールし、新しいMicroPython Arduinoワークフローにアクセスできるようになります。
インストール手順
Arduino Lab for MicroPythonをダウンロードする
このエディタは、開発環境の役割を果たします。ここで、プログラムを書き、ボードにロードします。
まず、
ここからアプリケーションをダウンロード
してください。
zip
形式でダウンロードされます。ファイルをPCのフォルダーに展開し、
.exe
を実行し、コードエディタを開始してください。
macOSを使っていれば、アプリケーションを、Applicationsフォルダーに移してください。
ファームウェアインストーラをダウンロードする
ファームウェアインストーラは、ボードにMicroPythonをインストールするのを補助します。
ファームウェアインストーラは、最新のMicroPythonファームウェアをダウンロードし、ボードにインストールします。このために必要なのは、ボードを接続しボタンをクリックすることです。
まず、
ここからアプリケーションをダウンロード
してください。そして、ファイルをPCのフォルダに展開してください。
macOSを使っていれば、アプリケーションを、Applicationsフォルダーに移してください。
ファームウェアをフラッシュする
次に、ファームウェアインストーラツールを実行し、Arduino Nano ESP32を選択し、“Install MicroPython"をクリックしてください。インストーラが作業を行うのを待ち、しばらくしたら、準備完了です。
ボードを選択した状態のインストーラ
インストーラがMicroPythonを自動で見つけられないときは、
ここ
から手動ダウンロードすることもできます。
コードエディタをボードに接続する
Arduino Lab for MicroPythonアプリケーションで、左上にある"connect"ボタンをクリックし、表示されるシリアルポートを選びます。これが、あなたのNano ESP32です。
ボードを接続する
検証する
正しくインストールされたかを検証します。以下のスクリプトを、
main.py
にコピーし、“Run"ボタンをクリックします。
from machine import Pin
import time
myLED = Pin ( 0 , Pin . OUT )
while True :
myLED . value ( 0 )
time . sleep ( 1 )
myLED . value ( 1 )
time . sleep ( 1 )
スクリプトをロードすると、ボード上で、緑の光が点滅します。
初期の限られた製品では、異なるRGB LEDの緑と青のピンが逆に接続されています。
この
ヘルプセンターの記事を読んでください。
何が起こったのでしょうか? スクリプトをボードにロードしました。このスクリプトは、1秒ごとに緑のLEDを点滅するよう指示しています。緑のライトが点滅していれば、正しく動作していることがわかります。正しくインストールできていて、スクリプトをボードにアップロードできました。
再度ボードをArduino IDEでプログラムしたければ、ボードをブートローダーモードにする必要があります。これの意味するところと、方法は
Nano ESP32 Cheat sheet
を参照してください。
トラブルシューティング
行き詰りましたか? よくある問題と解決方法を示します。
この記事に、探しているものがなければ、
Arduino Help Center
を参照してください。
ボードが検出されない
MicroPythonファームウェアインストーラがボードを検出しないときは、ボードがブートローダーモードになっているか、再度確認してください。
ファームウェアをフラッシュする
に戻り、最後に紫色のライトが光っていることを確認してください。
接続に失敗する
コードエディタでボードに接続できないときは、正しいポートを選択しているか確認してください。
PCから、他のArduinoボードなどのシリアルデバイスを取り外し、一つのデバイスだけがリストに表示されるようにしてください。
Arduino/C++にもどす
ボードにMicroPythonをインストールしたら、Arduinoを工場出荷状態にリセットするまでは、Arduino IDEでボードをプログラムできません。
リセットするには、リセットボタンを2回押してください。ただし、あまり早くなく(約1秒おき)。ボード上の緑色のLEDが薄くなっていれば、ブートローダーがリセットされていて、Arduino IDEにボードが表示されるようになります。
ブートローダーをリセットした後は、スケッチをアップロードする必要があります。そうでなければ、MicroPythonがボードで動作し続けます。
まとめ
おめでとうございます。MicroPythonのインストールが完了しました。
問題がありますか?
トラブルシューティング
を続けてください。問題なければ、
MicroPythonの紹介
に移ってください。
オリジナルのページ
https://docs.arduino.cc/micropython/micropython-course/course/installation/
最終更新日
April 14, 2024