京都府立医学校を卒業後より生涯医療に専念したが、明治27年(1894年)頃から詩作を始め、雑誌『文庫』を中心に活躍。河井酔茗(かわい すいめい)(1874年~1965年)、横瀬夜雨(よこせ やう)(1878年~1934年)と並び"文庫の三羽烏"と称された。
1906年(明治39年)に『孔雀船(くじゃくふね)』を出版後、詩作を絶つ。医師としての仕事のため全国各地を転々としたことから、"漂泊の詩人"とも呼ばれる。
ここでは、伊良子清白の著書、清白について書かれた図書、日記などの特別資料について紹介します。
伊良子清白著書
伊良子清白について書かれた文献
伊良子清白に関する特別資料
『
明治大正文学全集
』第36巻(春陽堂、1931年)
『
新稲葉集
』(鳥取新興歌人会、1940年)
頼田恵子編『
伊良子清白詩集-解説「漂泊と光芒の軌跡」-
』(伊良子正、1980年)
『伊良子清白全集』
1巻
2巻
(岩波書店、2003年)
山路峰男編著『
伊良子清白蒐遺詩集
』(伊勢志摩文学館、2003年)
島本久恵『
明治詩人伝
』(筑摩書房、1967年)
楠井不二『
評伝・伊良子清白
』(1971年)
昭和女子大学近代文学研究室編『
近代文学研究叢書
』第58巻(昭和女子大学近代文学研究所、1986年)
山路峯男『
伊良子清白研究
』(木犀書房、1976年)
『
鳥取文芸
』第3号(鳥取市社会教育事業団、1981年)伊良子清白特集
橋爪博『
伊良子清白の研究
』(橋爪博、2000年)
平出隆『
伊良子清白 月光抄
』(新潮社、2003年)
平出隆『
伊良子清白 日光抄
』(新潮社、2003年)
『
現代詩手帖
』第47巻第8号(思潮社、2004年) 特集 伊良子清白とその時代
松本和男『
伊良子清白文学アルバム 詩集『孔雀船』とその後
』(松本和男、2007年)
『
郷土出身文学者シリーズ5 伊良子清白
』(鳥取県立図書館、2009年)
『
伊良子清白
』(鳥羽市教育委員会、2011年)
宮瀬規矩宛 伊良子清白(『
白鳥
』)自筆原稿(鳥羽市教育委員会、2012年)
清白の日記は、1905~1906(明治38~39)年、1916~1918(大正5~7)年、1929~1931(昭和4~6)年が『伊良子清白全集』第2巻に翻刻されています。当館の所蔵年は下記のとおりです。
1905(明治38)年、1906(明治39)年※写真、1908(明治41)年、1916~1918(大正5~7)年
1920~1923(大正9~12)年、1925~1927(大正14~昭和2)年、1930~1933(昭和5~昭和8)年
1935~1940(昭和10~昭和15)年、1942(昭和17)年
○特別資料の閲覧を希望される場合は、利用予定日の2週間前までに連絡してください。事前に「
特別資料閲覧申請書(PDFファイル50.7キロバイト)
」の提出が必要です。
○全集等に既に掲載されている資料や、複製や写真がある場合はそちらをご利用いただきます。
○また、資料の状態によっては利用をお断りする場合があります。あらかじめご了承ください。