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平穏な日々を突然襲った悲劇。こうした話を聞くと私たちは「どうすれば防げるの?」と考えがちですが、熊本さん自身、健康診断は毎年受け、結果も「異常なし」だったというのです。

突然の心疾患には、打つ手はないのでしょうか? 気になる「どうすれば?」に、熊本さんご本人が回答します。

さらに後日、熊本さんを襲った出来事を、本書の漫画から抜粋してご紹介します。愛する猫たちとの平穏な生活を取り戻したのも束の間、強い胸の痛みが再び熊本さんを襲ったのです。

「もしかして、狭心症の発作?!」 果たして熊本さんの運命はーー。

心疾患に、遺伝の可能性は?

「家族で心疾患になった人はいません。母はすい臓がんで亡くなり、さらに母の両親も二人ともすい臓がん。母の妹もすい臓がんになりましたが、手術が成功し今も元気です。なので“がん家系”であることは間違いないですが、心疾患になった人はいなかったので、まさか心臓に何かあるとは思っていませんでした」

健康診断でわからなかったの?

「更年期でコレステロール値は若干あがっていたものの、酒飲みのわりに数値は正常範囲。特に自覚する症状もなく過ごしていました」

人間ドックなら見つけられたの?

「私の心停止の理由は『冠攣縮性狭心症』ですが、この心疾患を検診の心電図一枚で見つけることは困難です。担当医には、たとえ心臓CT・心臓エコーを取っていたとしても、冠動脈が激しく縮み痙攣している瞬間でもない限り、異変をキャッチするのは難しいと言われました。

2週間前に訪れていた予兆、そして倒れた日のことを振り返ると、 “いつもと違う”と何か異変を感じたら、早めに病院を受診するということに尽きる と思います。医師に症状を説明し、ひと通りの検査を受ければ、少なくとも心肺停止の事態は免れたのではないかと思っています」

定期的な検診を欠かさず、健康を意識した生活をしている人ほど「自分は大丈夫」と思ってしまうもの。ですが検診の「正常値」「異常なし」に、心臓は当てはまらないのです。早期発見そのものが難しく、ちょっとした油断も命取りになりかねないのが心疾患の恐ろしいところ。忙しさやストレスを言い訳にせず、どんなに些細な異変も放置しないことが唯一の対策といえそうです。

リハビリ病院を退院後、障害を抱えての一人暮らしに最初は戸惑うも、愛する猫たちと一緒にいられる幸せを噛み締めていた熊本さん。しかしそんな彼女を試すかのように、ある試練がやってきます。

熊本さんを襲った胸の痛み。その意外な正体とはーー?

「まさか」は再びやってきた…
10〜11話までを通しで読む!

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熊本 美加
東京生まれ・札幌育ち。医療ライター、性の健康カウンセラー。大学卒業後、広告制作会社などを経てフリーライターに。更年期ウイメンズ&メンズヘルス、性感染症予防・啓発、性の健康についての記事を執筆。2019年に電車内で心肺停止で倒れ救急搬送され蘇る体験以後、救命救急、高次脳機能障害、リハビリについても情報発信中。

上野りゅうじん
2017年「うちのへそ曲がり!!」でデビュー。ママスタセレクト漫画・記事挿絵などを担当。『オカン DAYS』(講談社)、
『ママのうつ病をなめてたら死にそうになりました』 (ぶんか社)が発売中。漫画で参加した 『マンガでわかるポイント投資 100ポイントあったら「株」を買いなさい!』 (安恒理著、講談社)、 『女はいつまで女ですか? 莉子の結論』 (KADOKAWA)がある。

漫画/上野りゅうじん
構成/山崎 恵

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