Docker Desktopとは【Windows/Mac用のDocker環境】
Docker DesktopとはWindowsやMacOSといったOS上で、簡単にDocker環境を構築できるツールです。公式サイトからダウンロードした専用インストーラを実行することにより、これらOS上でDocker環境が使えるようになります。
Docker Desktopでは、専用のGUI上でコンテナ稼働状況の確認やコンテナの停止、再開、廃棄といった作業が可能です。一方で、コンテナ作成などの作業はPowerShellやコマンドプロンプトといったコマンドライン上で行う必要があります。
※2022年5月に登場したDocker Desktopのバージョンから、Linuxにも対応しています。
Docker Desktopの有料化について
Docker Desktopのリリース当初は無料で提供されていましたが、2021年9月から有料となっています。
ただし個人利用の他、以下の条件にあてはまる企業・団体に関しては、引き続き無料での利用が可能です。
・従業員250人未満かつ年間収益1,000万ドル以下の中小企業
・教育機関
・非営利のオープンソースプロジェクト
上記条件に当てはまらない企業の場合、Docker Desktopを使い続けるためには有料プランの加入が必要となります。Docker Desktopプランの種類は、以下の通りです。
Personal
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無料
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・個人・従業員250人未満かつ年間収益1,000万ドル以下の中小企業等向け
・プライベートリポジトリ1つ
・DockerCLIを含む全てのコンポーネント
・6時間あたり200回までのイメージ取得
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Pro
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5ドル~/月
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・生産性向上を目指す個人開発者向け
・Personalプランに含まれる機能全て
・無制限のプライベートリポジトリ
・最大5個までの同時ビルドが可能
・最大5,000回/日までのイメージ取得
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Team
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9ドル~/月
(1ユーザー当たり)
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・チームでの共同作業を必要とする組織向け
・Proプランに含まれる機能全て
・最大100ユーザーまで
・最大15個までの同時ビルドが可能
・無制限のイメージ取得が可能
・ロールベースのアクセス制御
・監査ログ
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Business
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24ドル~/月
(1ユーザー当たり)
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・一元管理や高度なセキュリティを必要とする中・大企業向け
・Teamプランに含まれる機能全て
・ユーザー数無制限
・一元管理機能
・SSO(シングルサインオン)
・請求書払い
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※参照元:
Docker公式サイト
各プランのより詳しい情報については、参照元の公式サイトで確認ください。
基本的に高額になることはない価格帯で提供されていますが、使い方次第ではVPS上でDocker環境を構築する方がコスパを抑えることができるため、比較は必要になるでしょう。
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日額20円から利用可能なKAGOYA VPS
Docker Desktopのインストール手順
Docker Desktopは、公式サイトから専用インストーラをダウンロードして実行すれば利用が可能です。以下、Windows10にDocker Desktopをインストールする手順を紹介します。
法人向けインターネットサービスプロバイダのサポートリーダーや販売推進担当を経験した後、2016年7月にライターとして独立。
IT関連をはじめ保険、旅行、グルメなど幅広い分野の記事を執筆中。
▼主な記事の寄稿先
・次世代ゲームテスト研究所
https://blog.aiqveone.co.jp/
・保険の教科書
https://hoken-kyokasho.com/